◇「ホットサロン@武蔵野」
大河内千鶴子さんは、中野区で行ったコミュニティカフェ開設講座の同期ではないが同窓生。
自宅の隣の家が空き屋になったことを契機に購入、住み開きタイプのコミュニティカフェ「ホットサロン@武蔵野」を川越で始めた。
内容は、乳幼児の母子の集いの場、それと高齢者の集いの場の2本立てである。
大河内さんは、長年助産婦の仕事をしてきた人だ。
退職の年齢を迎え、地域の中に自分の居場所がないことに気付いた。
退職後自分はどうしようかと考えた時、「学び直しと再チャレンジ」のフレーズに惹かれ、立教セカンドステージ大学に入学。
ここで出会った仲間や先生との出会いが、社会や地域課題への問題意識を醸成したという。
「ホットサロン@武蔵野」オープンには、この仲間たちの力も大きかったという。
余談であるが、セカンドステージ大学の先生は庄司洋子先生。
先生自らも退職後、自費を投じて、養護施設卒業後の学生の自立支援のシェアハウスを運営委している。
上智大学社会福祉専門学校時代教わった、私の標となっている言葉がある。
「貴方の背負っているズダ袋の中は、これまで多くの人に受けた恩恵が沢山詰まっている。これからは、一つ一つ返していくのだ」というような聖書の教えがあった。
庄子先生の今取り組んみや、大河内さんの話とも符号し、ストンと府に落ちる。
とはいえ、運営は赤字ギリギリで、ワンコインランチも昨年末で止めてしまったてのこと。
文字通り地域の中のほっとできるサロンとなっているが、何より自分の居場所としても大きな場になっているようだ。
◆実践できること:仲間は大切。手伝ってもらえる仲間を作ろう。ひと箱古本市仲間等。