~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇「ぬくもり福祉会たんぽぽ」

12月15日の「コミュニティ・カフェ研究会」のもう一つの実践報告、飯能市NPO法人
「ぬくもり福祉会たんぽぽの」代表桑山和子さんの発表だった。
ここは、助け合い事業から始まって、介護保険を契機に介護保険事業に参入。
常勤46名、非常勤56名、売り上げが4億3千万を越える、かなり大規模な事業展開をしている。
介護保険の事業もかなり多岐にわたっており、これが事業の中心。
しかし、この事業のみの留まるのではなく、居場所つくりや、コミュニティビジネスとしての
ソーシャル・ファーム(授産施設などの福祉施設と一般企業との間に位置づけられる新しい
概念の企業)へと事業展開している。具体的には「たんぽぽ自然農園」を作り、農産物の生産を
している。駅前のデパートの中に「にこにこサロン」という場を設る、農園の作物を活用して
「旬菜カフェたんぽぽ」というレストランもオープン予定との事。
このような展開を見ていると、その中心には求心力と行動力のある、リーダーが存在する。
リーダーの強い意志と実行力、それと継続性が、周辺の多くの人の気持ちを動かし、形になっていく。
「ひだまり」も「たんぽぽ」も単なる集いの場だけではなく、地域の中で、無くてはならない
社会資源になっているのだ。