~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇「ヴィ街なか」

出張の合間に、東京都北区十条にある「ヴィ街なか」で昼食を食べてきた。
以前からこの「コミュニティ・カフェ」ができたことは知っていたのだが、
なかなかたずねる機会がなかった。

ここは、「ダイニング街なか」と「スタジオ街なか」「さぽーと街なか」の
3本柱の事業展開をしている。

元々は「ヴィの会」という、王子特別支援学校の卒業生を応援する会として、
知的障害者の保護者と教員を中心とした有志の会が母体となっている。

スワンベーカリーと言えば、知っている人も多いと思うが、株式会社として
多くの障害者雇用を中心に事業展開しているパン屋は有名であろう。

王子のスワンベーカリーもこの「ヴィの会」が運営の母体なのだ。

「ヴィ街なか」はこの地域で生きている知的障害者達が集える場、働ける場を
目指して作られたと聞く。
しかし、今日実際に言ってみて食べたところでは、「コミュニティ・カフェ」として
多くの区民の方が語らい集っており、まさにインクールーシブな地域社会を実現
している。

作業所の帰りに、友達とこの場に寄って、お茶を飲み、楽しく語らい、時に学校時代に
お世話になった先生が顔を出す。同級生は、この場で働いており、終末のイベントには
友達と誘い合い参加し、地域住民も自然にそこに集ってくる。

食べたランチは、近くの東京家政大学の学生が案を出し管理栄養士が関わって企画した
ランチ。それが週代わりで更新されていく。食べたランチはとてもヘルシーでしたよ。