~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇「勉強レストラン・そうなんだ!」(東京都北区)

先日、東京都北区の旧古川庭園前にある「NPO法人勉強レストランそうなんだ!」の見学及び発表を
社会福祉士会の例会で聞くことができた。

先ずは6:30集合で「NPO法人勉強レストランそうなんだ!」の本拠地(コミュニティバス
田端方面:旧古河庭園前のすぐ目の前)を見学、創始者NPOの理事長である福喜多さんの奥様が、
始めた経緯などの話をして下さった。
その後、すぐ近くの滝野川会館に移動して、福喜多さんのパワーポイントとビデオによる発表聞いた。

この会は、知的障害児(者)の学びの場、知的障害がなくても学びの場、自立のための生涯学習の場、
学びを通じたノーマライゼーションの場として始められた。
前提は(知的障害者の学習に対して)「決め込まない」「あきらめない」こと、「10学んで2しか
覚えられなくても学ばなきゃ0」「学べば確実に進歩」していくことを、コンセプトとしている。

先ずは、ネーミングの面白さに感銘。一度聞くと忘れないユニークなネーミングだ。
事業としては、①学習支援(個別指導、グループ学習) ②自立支援講座、③成果発表会「そうなんだ祭」
④王子特別支援学校でのパソコン協力 ⑤夏期集中やさしいパソコン講座 ⑥夏の発見教室等だ。
自立支援講座は成年後見制度の学習や、性と人間関係、障害者雇用で有名な日本理化学工業(チョーク
を作る会社)の大山泰弘さんの講演等、実際に参加してみたくなる本格的な内容で興味深いものだった。

就労をしている知的障害者や作業所へ通っている、軽度や中度の知的障害者にとって、地域の中で
自分の自己表現や自己実現できる場はなかなか見つけることが難しい。
身障学級等の卒業生をフォローしている青年教室等の活動にも通じることがある。

ここはカフェやレストランではないのだが、このような学びの場が、集いの場である、十条のカフェ
「まちなか」等とコラボできると、名実共に「勉強レストラン」になり、また面白いだろう。