~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇「NPO法人 介護者サポートネットワーク・アラジン」

昨日の予想以上の積雪には驚かされたが、朝駅に向かう時に難儀をしたぐらいで、
そこは春の雪、解けるのもあっという間であった。

昨日の「コミュニティ・カフェ」研究会は、新宿区戸山団地などで新宿区との協働事業である
「ほっと安心カフェ事業」を行っている「介護者サポートネットワーク・アラジン」の牧野史子
さんと、目黒区で知的障害者ノーマライゼーションを目指し、就労支援や地域生活の支援を
行っているパレットの代表である谷口奈保子さんの話を聞くことができた。

牧野史子さんのアラジンは、創設の背景として、阪神淡路大震災の後の高齢者の孤独死等の
支援から始まっている。
アラジンのミッションとしては、介護者の支援、介護者の「セーフティネット」、地域の中で
孤立からつながりを作り出すなどがある。

事業として、次のようなノウハウを確立している。
①介護者へのダイレクトサービス(電話や訪問)の試行
②「集いの場」の立ち上げと、活用の工夫
③ゆるやかな資源のネットワーク形成
・会員同士のネットワーク
・地域のネットワーク
・介護者、NPO、事業者、起業のネットワーク
④調査、啓発(フォーラムなどの開催)

このようなノウハウを武器に、特定の地域に永住するのではなく、必要はあれば水が低い
所に流れるように新たな場所で、活動を開始する。
4月からは杉並区にて、新設の「コミュニティ・カフェ」をオープンするという。
レンタルカフェという場を借りて、1時間1000円で週二日オープンの予定だとか。

このように週二日でも始めることができる、「少しずつ始める団体にはこのようなやり方もある」
と言っていたが、「コミュニティ・カフェ」のモデルにもなっているように思う。

どの「コミュニティ・カフェ」も中心には、牧野さんのような行動力と完成を持つ女性がいる
ことが多いように思うのは、不思議・・・それとも、必然?