◆福祉分野のコミュニティ・ビジネス成功の秘密
「コミュニティ・ビジネス日記」の永沢映先生が講師を務める「福祉分野のコミュニティ・ビジネス
成功の秘密」という講座に出席してきた。
永沢映先生は、NPO法人コミュニティサポートセンター代表理事でもあり、NPOやコミュニティ・
ビジネスのコーディネートや中間支援を生業としている。
さすがに話が分かりやすく、具体的な例も沢山紹介してくださり、きわめて明確な話であった。
今回の話で印象に残ったことは「付加価値」をいかにに打ち出し、行政やボランティア活動との
差別化を図ること、との言葉であった。
つまり、「安さやおいしさ」を追求するのであれば、まず大手の企業に対抗はできない。
むしろ、「誰でもどうぞ」は避けて、対象や範囲を絞り「ニッチ」な部分を追求していくこと。
それはもちろん、その地域の課題や生活課題に結びついていなければならないわけだ。
更には、地域の課題は表面的なことだけではなく、一歩踏み込んでみると、色々違う角度からの
課題の掘り起しもできる。
そして、その地域の課題というのも水物で、常に変化している。3~5年同じ内容での事業を
していても、人は離れていってしまう・・・といったような話が、とても面白かった。
いつも参考にさせていただいているブログの筆者から実際に会って話を聞き、最後には挨拶と
名刺の交換できたことに、休みを取ってまでも参加してよかったと、満足の一日だった。