~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆障害者週間のイベント

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◆12月3日から9日の間は、障害者週間である。本来なら毎年この時期に、障害者作品展を行っている。今年は残念なことに、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、ご多分に漏れず中止となってしまった。

◆中止決定が8月末に行われ、それでも「代替事業として、障害者週間中に何かしらできないか」と皆で考えたのが、キャップアートパネルの展示とマスクカバーのデザイン募集である。キャップアートパネルは144個のピース(16個のペットボトルのキャップが嵌まるパネル)を、有志の15団体に配布、それぞれの施設・団体で作ったパネルを一週間前に畳2畳分の大きさに連結した。マスクカバーのデザイン募集には108点の作品が出されて、力作の10点を入選、2点を特選としマスクカバーを作成した。

◆12月5日には北とぴあの市民プラザ1階ホールにて場所を移して展示、来場者に呼びかけを行った。前日の天気予報に反して、冷たい小雨が一日降り続き、人では少なかったが、70~80枚位のマスクカバーを配ることができた。午前中は、作業所の方がお手伝いに来て下さり、通所施設で見学にくださったのが嬉しかった。

◆コミュニティカフェ‥今すぐやらない理由を考える③

◆理由の一つに「自信が無い」という項目がある。そこで私は考える「解決策」は・・

①小さな実践を積み重ねる事

◆4年ほど前にフェイスブックグループ「みなの(皆野)長瀞広場」を立ち上げ、その翌月からは、月1回の「みなの(皆野)長瀞探検隊」というミニイベントを行ってきた。

◆その内容は、地元の金子兜太さんの句碑巡り、自然保育の花の森こども園の見学、ダニーネフセタイさんのナガリヤ工房訪問、宮沢賢治の歌碑を辿る旅、ムクゲ自然公園でのワークショップに参加、天空の楽校まで歩こう、天空のポピー散策、木鉢屋工房訪問、宝登山蝋梅鑑賞、ムクゲ自然公園の秩父紅、子ども俳句教室、正月のけずり花体験、秩父の七ツ井戸巡り、美の山山頂で秩父音頭、私の甌穴巡り・・・

◆途中「兜太・産土の会」を立ち上げ、理由あって会を離れることになったが、壺春堂の保存に関しては、目的を達成し国の有形文化財登録にもなった。私の起こした行動が実を結んだことは、とても嬉しい事である。

②これからは、具体的な目標「リルの家構想』に向かって、小さな行動を積み重ねていけば良い。

・先ずは、自分の生活できる起業的な基盤作り

・昨日アップしたことを、探検隊として実践する

・畑作り

・ソ―シャルファームの勉強

SNSでの発信と稼ぎ方の勉強

・俳句の腕を上げる

◆大丈夫、4年間やっていたことが自信となり、きっと新たな石を積み上げることができるはず。

◆コミュニティカフェ‥今すぐやらない理由を考える②

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◆幸茶店(こうさてん)の見学でいただいたワークシート「コミュニティカフェやってみようかな‥と思いながら今すぐやらない理由を考える」を活用しよう。

◆「方法が分からない」という項を考える。その「解決策の例は」・・

①関心のあるコミュニティカフェを見学する。

コミュニティカフェを実際に実践している人に話を聞く。

コミュニティカフェを立ち上げたことがある人に、何故たたんだかの話を聞く。

④起業的なアイデアと、それを動かすノウハウを学ぶ。(本、sns、実践者)

⑤お金(資本金)が無くても開設できる方法を学ぶ。

 成功するクラウドファンディング

 成功する寄付金の集め方

 趣旨に賛同する人をたくさん集める

◆私にとっては、④⑤が肝となると思う。この辺りを、座学だけでなく、小さな実践をすることで、体感的に学んでいきたい。これから退職までの1年は、ここが課題であると思う。

◆10年ぶりのときがわトレッキングコース

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◆この週末土曜日の出勤の振り替えでお休みを頂き、穏やかな小春日和の中、ときがわ町へハイキング。一か月前、やや足が痛くなったのと、歩き出した時間が10時過ぎだったこともあり、旧堂平天文台の最後の天国への階段のリベンジに行ってきた。

◆このトレッキングコースは昨年の台風19号で、一部路肩が崩れ、最後の天国への階段も、修復中のようであった。平日ということで、歩き出してから天文台まで、人っ子一人会うことがなく、晩秋の穏やかな外秩父の自然を独り占めした気分に浸れた。

◆とは言え、慈光寺お参り後に車をデポして、ゴールまで2時間半、流石に最後の20分以上かかる階段の急騰は、途中2~3回休みながら登った。やっと登りついた時には、眼下の風景もさながら、達成感でいっぱいになる。

◆眼下から吹き上げるそよ風の音のみのベンチで、象印のポットジャーに入れて持ってきた具沢山の豚汁と、これまた具沢山の酢飯をゆっくりと頂いた。ここは、パラグライダー愛好者のプレスポットでもあり、何人かが空へ向けてふわりと飛び立っていく。オートバイで熊谷から来たという、60代の男性としばし歓談。今日初めて会う人だ。

◆帰りのコースを足の向くまま、白石峠下りに決めて歩き出す。このコース過去にも歩いて降りているが、何んと6.4kmのダウンヒルで、自転車族は最高の下り坂なのだが、歩いて降りる身にはかなり膝がきつい。何とかごまかしながら1時間ちょっとで国道まで降りてきた。またここから4㎞程歩いて、お気に入りの「ときがわの小物屋」に寄る。

◆ここは、都幾川に面した川岸も、cafeの庭の一部になっている。昼下がりの陽の光が川面に反射し、とても気持ちが良い。もともと古民家を回収して作ったcafeなので、密にはならないのだが、マスターも75歳を迎え「コロナにかかったらイチコロだから・・・」と、店内での営業はいていないとのこと。カウンターでのマスターとの会話が楽しみな私にとっては、少々寂しい限りである。それでも、「何か楽しい話は無いんですか?」という問いに「年末は、パワースポットでもある慈光寺と萩日吉神社の間での年越しイベントを企画中とのこと。

◆失敗したのは、慈光寺に車をデポしたこと。水出しコーヒーと晩秋の河原の風景にまったりした後、ここから、30分のまた登りが待っていた。

◇子ども食堂「ぽっかぽか」(蕨市)

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◆同じく、蕨市の新妻朋子さんが始めたこども食堂。「子どもの貧困」という事が言われ出して既に10年以上が経つだろうか。以前は、今の子どもは物には溢れているが、核家族化の中で、家族関係や人間関係における愛情や精神的には貧困であるという、流れが中心であった。それが、三食をまともに食べることができないような、経済的貧困に該当する子供が7人に一人というデータが出されている。

◆このような事を背景として、子ども食堂は全国に広がった。埼玉県は子ども食堂の支援の組織化が進んでいる県で、食品を回収し蓄えておくフードバンク、それを地域の拠点に運ぶフードドライブ、地域の拠点の子ども食堂やフードパントリーと流れができている。しかし、コロナ禍の中人が集まる事への自粛ムードが、全国の子ども食堂の開催に二の足を踏ませている。集まって一緒に食べることができないのなら、テイクアウトや食材の配布を行うフードパントリー事業の需要が増えてきた。

◆新妻さんは言う。「コロナの感染も心配だけれど、同じくらい子どもたちも心配だ。子どもたちは、これまでの日常を奪われて、ずっと我慢を強いられている」「こんな時だからこそ「居場所」が必要なのでは」他にも、会場の貸し出しができない。食材の寄付は、多くの使う予定だった給食などが余っている等々・・このような課題を仲間で考え、ウィズコロナに対応しながら、できることを工夫して行っていることに、力をもらった気がした。

◆話を受けての演習が30分程あったが、先日の「子ども向け俳句教室」で参加してくれた中学2年生からの意見も踏まえ、どのように「みんなで作るリルの家」の柱のひとつ、将来子ども達が自分の郷土に誇りを持てるような街づくり」を考えていきたい。

 

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◇プレイパーク「どろんこの王様」(蕨市)

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◆今回の「コミュニティカフェ開設講座」の講師は、蕨市でプレーパーク「どろんこの王様」と「子ども食堂ぽっかぽか」を行っている新妻朋子さんだった。新妻さんは、福岡県の出身、結婚して蕨市に居を構えたが、地域には知り合いが誰もいない。そこで、地域の中で何かできないかと始めたことが、点字サークル「あじさい」の活動の仲間入りだだった。活動もしながら、出産と子育てをしていく中で、仲間に助けられたことが沢山あったという。この体験が、地域の子どもの居場所づくり=プレイパークへと発展する。

◆プレイパークは規制の何かと多い公園の枠を打ち破る試みで、「自分の責任で自由に遊ぶがモットー」で、40年程前から世田谷区の羽根木公園から始まった。現在は全国に400~500カ所に広がったとのこと。私の職場の前にある公園でも、毎週月曜日がプレイパークになっており、自由に穴を掘ったり、火を起こして焼き芋やマシュマロを焼いて食べたりと、皆が活き活きと遊んでいる様子を見ており、時々ご相伴に預かることもある。

◆現在の子ども達は、ゲームなどの物にはあふれているが、「(危険なので)ここで遊んではいけない」「公園ではボール遊びをしてはいけない」等ブランコなどの遊具も撤去されている所が多くなってきた。おまけにコロナで、「1.5m以上近づいてはいけない」「大声を出してはいけない」等やたらと規制が多いのだ。私たちの子供の頃には、電子ゲームはもちろんなかったが、自然の中で子どもの興味のままに飛び回って遊んでいた。好奇心をやたら押さえつけられているのが、現在の子ども達の実際なのである。

◆プレイパークのルールとして、怪我や喧嘩は自己責任。イベントを持たないで、日常の遊びを子ども達が考えやりたい事をやるというふうに考えている。プレイリーダーや大人等がそこにはいるのだが、子ども達に指導するというスタンスは無い。自己責任と大人がある程度腹をくくる事も必要だ。大人が管理するものではない。

◆「声がうるさい」と苦情を寄せる近所との関係や、プレイパークとして公園を使用する」許可等が課題ではあるが、子ども達が活き活きと遊んでいる姿に、なごんでいるお年寄りも多い。公園に来たお年寄りが、昔の遊びを教えてくれたりするような交流も、そこにはある。

◆学んだこと:プレイパークという子どもの居場所は、誰でも共有できる「公園」という公共の場である。子ども食堂も、いつもそこに「子ども食堂」という場所があるのではなく、公民館や食堂の休みの日等を使って行う事が多い。今では有名となった「町の保健室」は、シャッター街の空き店舗前に机と椅子を置いて、興味を持った人が立ち話をすることから始めたのだと聞いた。「街中俳句ギャラリー」はそんなコンセプトが含まれている。

 

 

◆コミュニティカフェ~今、すぐやらない理由を考える

◆幸茶店(こうさてん)の見学でもらった「私の棚卸しシート」の裏側には、「コミュニティカフェ~今、すぐやらない理由を考える」シートが印刷されている。

◆一番左側に「①理由」真ん中に「②解決策の例」右側には「③結果!」と書かれた表になっている。例えば、

①今の生活を変えたくない→②なぜコミュニティカフェに興味を持ったか考えてみる。笑顔を創造する。一度だけやってみる。→③やらなくちゃ!

①時間がない→②どのくらいの時間なら可能か知る。今の生活時間を見直す。優先度を変える。一度だけやってみる。→③時間は作り出せる。

 

以下は、自分自身の自問自答。

(1)理由:「お金がない」(この問題は核心の部分)

(2)考えた解決策

案①どのくらいお金がかかるかを知る。→実践している人に聞く。講座に通いまなぶ。

案②身の丈に合った、お金のかからない集いの場を考える。

 a  集会場を利用して月1回の場を作り出す。

 b  妻の英会話教室の空いている駒を提供してもらい、定期的に英語が上達するためのカフェを開く。

c   既にある場所に乗っかって、場所をシェアしてもらう。ワンデイシェフのように。

d 探検隊のように、場所を移動するフィールドワーク的なカフェにする。

e 天気の良い日に公園に出没する移動式ノマドカフェ。

案③:支援者を増やす

案④:クラウドファンディング(一時的ではなく、継続的なものはできないか?)

案⑤:お金を生み出すための勉強会カフェを作る。

(3)結果!→お金がないなりにやれることは無尽蔵にある。行動することで、お金が入る仕組みができればベスト。

 

◆まだまだアイデアだけは湧き出そうである。妄想する力は、私の強みだ。

100の妄想を全て実現させている「ハートフルポート」の五味真紀さんの、妄想カフェを思い出した。