~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆3.11その時、あなたはどう過ごしたか?

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私の所属している、社会福祉士会の地区会で企画したイベントが無事終わった。

テーマは「災害のとき、高齢者・障害者はどう過ごしたのか」

第1部は、宮城県社会福祉協議会の地域福祉課地域推進係の北川進さんと、障害者通所施設
「まどか荒浜」の施設長、中村正利さんの話をお聞きした。

やはり直接大地震津波を経験し、その後自ら被災者でありながら、避難所支援や
施設利用者の支援に奔走した人の話は格別だ。
困難な状況の中、利用者の事を第一に考え、即決して行動していく行動力には
敬服させられた。
また、被災地の過酷な現状の中に、多くの示唆に富み、心に染み入るものがあった。

メモから心に残った言葉をいくつか
・それまで準備していた体制、仕組みが全く機能しなかった。情報がないのが一番困った。
・どこに、誰がいるのか、把握できない。避難所で、どんな方だったが事前情報がない。
・先ずは命の救出が第一で、要援護者(高齢者・障害者)を分けて対応などの術がなかった。
・避難所などでの一番のキーパーソンは自治会長と民生委員と隣にいた人だった。
・役割を想定もしてなかった、中学生や高校生が、自主的に避難所で役割を見つけて、活躍し力になった。
・行政が動くには時間が掛かる。そこにいる自分達で先ず問題解決のために行動しないと。
・非常時でのリーダーシップを発揮できる人は、頭がいい人ではなく、修羅場を多くくぐった人。
・フォーマルな仕組みより、インフォーマルなものを普段から築いていくことが大事。

被災者支援と共に、今これから、職場や住んでいる地域で、何を準備し行動したらよいか、
この間、研修や多くの人から聞いたことを、まとめておきたい。
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