~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆震災後、あなたは何をしたか

先週の日曜日、東京社会福祉士会の総会があった。
テーマの一つに、東京社会福祉士会による、東日本大震災への取り組みが上げられていたが、
その中で池田恵理子さんの話が心に残った。、
彼女は、阪神淡路大震災の時の2ヶ月間に渡る現地での被災者支援の体験と、
その体験や、実践のノウハウなどの蓄積をどのように、今回の支援につなげたかというのが、
話の中心であった。
しかし、今回の被災は、阪神淡路大震災と比べると、自治体の被災状況が東北地方から北関東までの
太平洋岸500キロにわたり広がっており、中には自治体機能自体が、壊滅状態の所もある。
また、被災地からの情報がなかなか集約されてこない等の違いがあるようだ。
そのような点で、過去の経験が十分生かされなかった点を、専門職として悔やんでいた。

彼女は、私達会員に、このような今までに体験したことのない困難に遭遇し「個人として何をしたのか、、
ひとりの社会福祉士として何をしたのか、また社会福祉士会として何をしたのか」を、問うていた。

日本人一人ひとりが、「何かできることはないだろうか」「何かできることをしたい」と思って、
感じていると思うが、それを義援金以外に、具体的な行動に移せる人は少ないと思う。
私もさいたまスーパーアリーナに出向いた後は、結果的に何もできないでいた。

会として、東京都の避難所支援や、現地への派遣なども含めて、今後も続けていくことを表明していた。
私も次回の陸前高田への派遣支援に参加表明してきた。
できることから、一歩ずつ。