~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇「おちゃっこクラブ」(女川町)

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東松山震災ボランティアの会では、ボランティアの合間に行なわれる被災地の視察が、恒例となっている。

月1回の割で参加していると、被災地の復旧、復興の様子も、少しではあるが見えてくる。
12月11日(日)の朝行った女川の町立病院では、病院の駐車場に仮設の長屋が立てられ、女川薬局、
歯科診療所等、多種の公共機関が入っていた。
10月にきた時には、丁度工事中であったが、12月位からオープンしているようだ。

その中のひとつに「おちゃっこハウス」という「コミュニティ・カフェ」があった。
女川町復興連絡協議会の運営で、12月6日にオープンしている。
オープン予定のポスターは「コミュニティ・カフェ」となっていたが、オープンした看板には
「コミュニティ・ハウス」となっている。

要するに、地域の中で復興を目的とした、誰でも集えるコミュニティーセンター的な場である。
復興対策本部というより、単身者等をターゲットにし、地域のコミュニティーリーダーやボランティア
等が顔を出し、お茶を飲みながら人と人とのつながりを保ち、生活のニーズを拾い上げていく。
「コミュニティ・カフェ」は単なる「集いの場」に留まらず、地域課題をあぶり出し、解決していく
センター的な役割も担うことができる。

東松山の「まちカフェ」から生まれた震災ボランティアの会、被災地でうまれた「おちゃっこハウス」
と、この二つを並べると、「コミュニティ・カフェ」のパワーを感じる。
寺子屋的な、利用者も数人しかいない集いの場もあれば、介護保険等と結びつき、自治体の委託を
受けて、事業型で大規模に展開しているところもある。
地域住民の、今現在のニーズをくみ上げていくこと、場の力を利用すること等の土台が大切である
ことを学びたい。