◆おしか家族旅行村での震災ボランティア
12月9日の夜から、東松山震災ボランティアの会に参加し、5回目の宮城県入りをした。
今回の震災ボランティアの内容は、初日は牡鹿半島にある「おしか家族旅行村」キャンプ場
復興に向けて、場内の樹木の伐採、二日目は石巻市北上川ほとりの橋浦地区で、自然農を営む農家とともに、大豆の収穫作業と鶏糞の袋詰めを行った。
冬場になるとこれまで行なってきた瓦礫の撤去作業は困難になる。
まだまだ手が付けられていないところは山ほどあるのだが、優先的に撤去されるべき
瓦礫は、一定の段階を迎えたのかもしれない。
このような状況の中、おのずと、ボランティアの数も急減している。
復旧から復興へと向けて、ボランティアの内容も変わりつつあるのだ。
樹木の伐採は、久しぶりにチェーンソーを使って、伐採と玉きりをした。
「瀬音の森(解散後は瀬音)」での森林ボランティアで何回か経験はあったが、
危険を伴う作業でもあるので、教わりながら気をつけて行なった。
なかなか思うように伐採できず、一本はみごとなかかり木となってしまい、
苦労した。
大豆の収穫では、根から引っこ抜いた大豆を、束ねて藁で縛り、はざに干す。
縛り方の講習も開かれ、20名皆で協力しながらの楽しい作業だった。
土曜の夜は皆既月食のおまけつき。
空気の澄んだ牡鹿半島の先端での大天体ショーは、月がかけるに従い、今まで見えて
いなかった細かな星までも浮かび上がらせ、寒さも忘れ見とれていた。
一生の思い出でに残る夜であった。