~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆個族の国 第2部

1月24日(月)より「孤族の国」第2部の連載が始まった。第2部は「家族代行」というテーマである。

24日「きずなを買う」「身元保証も みとりも」これは、単身高齢者が施設に入る時などの、
身元保証人や金銭管理や役所での手続き、葬儀や位牌の引取りなどまで行う家族代行サービスを
行うNPO法人プラットホームの話。また、看取りや葬儀等を中心に家族代行を行うNPO法人
きずなの会の話。名古屋を中心にこのような家族代行サービスが広がっているという。

25日「親孝行請けます」これは親孝行の代行サービスであり、遠くで暮らす子供のニーズを請けて、
親を見守る仕組みを作った事例。他にも掃除や選択の代行サービス等もプレゼントという形で受けている
のだそうだ。親と子、地方と都市をつなぐ新しいビジネスモデルになる予感と記していた。

26日「子の送迎 救う手」「タクシー業界は商機」これは、保育園や習い事の送迎に家族代行
サービスを持ち込んだNPO法人の例。また、子供一人でタクシーに乗る事ができる「子育て
タクシー」の話題。「子育て(孤育て)」は一人ではできない。このような、サービスを
必要とし、支援者として登録している人も増えているという。自分ができることで絆を求めて
いる人は多い。


27日「ゴミ・雪 公の出番」ゴミ出しさえ難しい単身の要介護高齢者に一件一軒訪問し、
顔を合わせた見守りを兼ねたサービスを公(市町村)が担う宇治市の例。
また、高齢者世帯の雪かきを、週一回地元の中学生が担う岩手県八幡平市の例。
いずれも、サービスはもとより、役所の人や中学生が訪ねてきてくれることが、とても
嬉しく、評判が良いそうだ。

これらの例は、本来家族が担っている「自助」の部分を代行するサービスを追及した結果、
そのサービスのみならず、「つながり」の大事さに気づいたというようなことか。
また、家族代行を有料サービスで買うのみではそのニーズが満たされることは無い。
「公共」の部分で、そのつながりをどう作り出していくかに期待したいと結ばれている。