~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆個族の国への対応は・・

朝日新聞で年末から年始にかけて「孤族の国」が連載された直後、民主党政権にて「社会的包摂
(ソーシャルインクルージョン)特命チームの立ち上げを決めた。
社会の大きな変化を受け、実態調査とそれに対応する制度を検討しだすということらしい。

先ずこのような社会の変化を認めつつも、この傾向に歯止めをかけるような考えや方策の実行が
望まれるのではないか。
例えば、未婚を望んでいる人はともかく、若者が、あたりまえに結婚し、子育てできるような、
仕事(所得)が得られる社会でなければならない。これは国家としても、生物としても、とても
重要なことに思える。

次に、社会の変化に対応する社会保障を再構築していくこと。これは上の歯止めをかける考えと
両輪で行わなければならない。家族を前提とした社会保障は、もはや時代遅れだ。
しかし、これは増税という痛みを伴わなければ実現はできないが、もはやしかたがないところに
来ている。

そして、「新しい公共」により、新たなつながりを作っていくことである。湯浅誠さんが言うところの、
地縁、血縁、社縁(会社による支え)の次に来る第4の縁を作り出すことだと思う。
今急遽注目を浴びつつある、ソーシャルビジネスやコミュニティビジネスNPO等の話題は、
この延長線上にある。

私の考える「コミュニティ・カフェ」(集いの場作り)もここから生まれているのだ。