◆すみだ型コミュニティビジネスビジョン
「コミュニティビジネスシンポジウム~商店街活性化のCB事例~」で、NPO法人コミュニティビジネス
サポートセンターの代表理事永沢映氏が、投げかけた事例がとても面白かった。
現在工事が進みつつあるスカイツリーは、既に観光名勝として、多くの人を集めつつある。
しかし、スカイツリーの立つ墨田区業平地区は、都心下町のシャッター街であり、なかなか観光客が、
お金を落とすような街ができていない。
「空からちゃん」と「業平くん」のゆるキャラに象徴されるように、これから如何に地元の町興しを
仕掛けていくかが問われているのである。
永沢さんは墨田のコミュニティビジネスのコーディネーターとして、地元の商店街の人たちと次のような
仕掛け(コミュニティビジネスモデル)を考えた。
先ず10ほどの空き店舗を利用して起業する人たちを募る。
そこで、どのようなビジネスを展開していきたいのかを、相互に語りお互いに案を出し合う。
店舗改修のデザインも、共通のコンセプトで、統一性あるものにする。
また、ビジネスコンテストとして、共通に守り立てていく、商品開発や共有商品のブランド化を企画。
相互に支えあう組織や、人材育成の仕掛けを作り出しながら、情報発信していくという仕組みを、
観光商業型の一般社団法人を設立しながら進めていくという案である。
必ず人が内外から集まってくるという好条件(スカイツリーという社会資源)を使って、どのように
コミュニティビジネスを生み出すのかは、とても夢のある面白い企画である。
私なら「空からちゃん」と「業平くん」の出会いをテーマに、古き伝統(職人の技術)と未来への希望
(新しい技術)のコラボ等を盛り込んでいくことを意識した街つくりを提案したい。
より具体的には・・・・
ちょと調べないと浮かんでこないが、楽しく夢ある企画ができそうに思う。
ワクワクするような夢。企画には、これが必要だ。