~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆ナビで自分自身を「自動操縦」すると・・

◆『七つの手順「強運の法則」』(著者西田文郎氏)の中で一番私がお気に入りの内容は以下の内容だ。

3つ目の手順「具体的でワクワクする強烈な願望を決める」

これは、ナビで行きたい地点の入力をするということ。

どこに行くか決まっていなければ、絶対にそこへは到着できないし、または間違っていれば、道に迷い違う所へ行ってしまうことになる。

◆更に、この地点に行くには、①経由地 ②立ち寄りたい場所等も同時にインプットする。これは、目的地に行くためには必ず必要な中継地点。②は目的地に行く途中でのお土産や観光地である。自分も楽しみながら、目的地で待っている相手に対してもプレゼントになるはずだ。

◆これを実行するためのキーワードは「自動操縦」。私自身の車には、優秀なナビと「自動操縦」機能が付いているのだ。

『七つの手順「強運の法則」』の5番目の手順は「目標を思い出すための動作を決める」というのがある。

私にとっては「自動操縦」という呪文を唱えると、自分自身が自分の意志を離れて、ナビでインプットされた場所へ導いてくれる。

◆勿論、最終目的地に一気にその日のうちに着くわけだは無い。

 この1年の目的地、この1か月の目的地、この1週間の目的地、今日の目的地をナビへインプットすることになる。

いわばTODOリストであるわけだが、「しなければならないリスト」と考えるより、自分の行きたいところへ「自動操縦」で連れてってくれるためのナビ入力と考えると、とても気持ちよく、自分の遺志を離れて、体が動くのだ。

◆この、発想の転換は、是非皆さんもやってみて下さい。

◆『七つの手順「強運の法則」』西田文郎著

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◆『七つの手順「強運の法則」』は著者西田文郎氏が自分の体験や多くの啓発本の実践から何年もかけてまとめた本だという。それ故、説得力ある内容で、正に夢を実現させるためのエッセンスが煮詰まっている。

◆その要点は以下の7つ。

①「稼ぎの概念を書き換える」⇒私にとって「稼ぐ」ことは未知の分野への楽しいチャレンジである。

②「自分を客観的に分析する」⇒私の理解者へ対し、理解できるような形でプレゼンする事。自分が良くできたと思っても、それが伝わらない事が多い。(独善的?)

③「具体的でワクワクする強烈な願望を決める」⇒ナビで行きたい地点の入力。どこに行くか決まっていなければ、絶対にそこへは到着できないし、または間違っていれば、違う所へ行ってしまう。

④「願望達成状態を毎日リアルにイメージ」⇒③に同じ。ナビの電源はリアルなイメージである。

⑤「目標を思い出すための動作を決める」⇒イチローや五郎丸のルーティーン?

⑥「マイナス言葉をプラス言葉に置き換える」⇒さいとうひとりのお言葉。

⑦「長期ライバルを設定して、イメージする」⇒有名な偉大な人物程よいというが・・

この夢に向かう法則を、自分の習慣にする。いかにも「自動運転」でナビがそこに導いてくれるように。

◆16500円でプレミアもついている本だが、YouTubeの紹介だけでも一度見ておく価値のある本だと思う。

 

 

◆アマゾンおそるべし!

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◆1年後の定年退職を見据えながら、自分のライフスタイル(集いの場所作り)と稼ぎ方(先ずは自分のやりたい事をしながら生活できるような)の両立を真剣に考えるようになった。

◆そのような視点から本を読むと、情報が活き活きと頭に入ってくるよううになった。図書館で借りた本が、手元に置いて置くべきものなら、中古で構わないのでアマゾンで発注する。

◆昨日も久しぶりに発注すると、過去に買い物かごに入っていて注文に至らなかった品物があり、同時に発注した。夜に発注したので、お届けは明後日以降の予定だったが、何んと今日不在連絡票が!本の方はもう少し後になりそうだが、翌日に届くなんて感激ものである。郵送料はかかるにしても、自宅にいてこれだけ便利だと、交通費や時間の経費を考えれば、断然お得。今のコロナ時代にマッチしているはずだ。お客の注文の情報と在庫の情報、運送業者の手配と瞬時にマッチングできるシステムが、夢を実現している。

◆義父の旅立ち

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◆12月17日の朝、静岡県の妻の父親の訃報が届いた。

昨年の8月末、2度目の肝臓がんの手術を前に、検査入院中に脳梗塞を起こし、後遺症が残った。リハビリ退院後も、自宅に戻る事は叶わず、最終的には自宅から徒歩5分の、デイサービスも行っているサービス付高齢者住宅に入居することができた。

◆その後も、メンタル的に落ち込んだり、インフルエンザに罹患したり、山あり谷ありだったが、施設内でリーダーシップを取るようにまでなっていた。しかし、二週間ほど前から食が細くなり、家族が呼ばれ、妻も会いに行ったのが12月4日、娘と私も20日には見舞いに行く予定だった。

昭和3年生まれの92歳。中学校の理科の教員として38年間、定年後も社会教育施設の非常勤として最後まで教育者として働いた。油絵やDIY色々な会の世話役等、常に何かに精力的に取り組んでいた。人に対して正面から対峙し、多くの事を教えてくれた、教員気質の義父であった。私の父は13年前に亡くなったのだが、やはり偶然中学校の理科の教員で、二人で釣りや絵を描いて秩父の民宿に泊まったことを、思い出話としてよく話してくれた。

◆思えばコミュニティカフェの事を考え出したのが、私の父の死がきっかけだった。

コロナの影響で通常の葬儀とは随分違う形だったが、時代が大きく転換したような感覚があった。

 

 

◇Antena Books&Cafe ココシバ(川口市)

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◆「ココシバ」は京浜東北線の蕨の駅から徒歩10分の商店街にある、ブックカフェである。スローマーケットやっている吉松夫妻と、本屋をやりたい小倉美保さんが出会って、「皆で色々やれる場所を作ろう!」という所から始まった。

◆背景には、現在50回になるハンドメイドスローマーケットがある。ガレージや広場を使って開催されていたスローマーケットの打ち上げで、「こんなことを習いたい」「こんな展示をしたい」「この本の著者に会いたい」「私の得意な事を教えたい」等などの話が盛り上がる。「私達で自由に使える場所が欲しいね~」ということになり、場所とお金をどうしようかということになる。

◆資金はクラウドファンディング、リアルファンディング、商工会の補助金、日本政策金融公庫、少しの自己資金等・・利用できるものは何でも調べて取り組んだ。

運営自体は、フェイスブックグループを利用しアナウンス、この場を利用したい人が、水曜日のミーティングに参加することで色々なイベントは決まっていく。本の売上と喫茶(地元産のパンとウィンナーのホットドッグ、クラフトビール)と場所貸し代が収入源。

◆そこでだされた企画は、クルド手芸教室・クルド寺子屋クルドの方が多く蕨には住んでいるとのこと)、落語会、映画上映会、アート作品展示、演奏会、ハンドメイドスローマーケット、料理会、出版記念イベント、著者トークショー、読書会、本の交換会、各種ワークショップ等。ここの会員は、店当番のような形で係わってもらう事や、大きなイベントの手にもなっている。関わっている人全てがサービスを提供し、合わせて利用している形だ。

◆置いてある本も個人の小さな出版社が多く、一般の本屋では見られない本が多いため、コアなファンが多く訪ねてくる。閉ざされたコミュニティではなく、地域に開かれた勉強会や、就労継続支援B型の本屋さん「ててたりと」と交換本棚等も行っている。自然と地縁でもけつえんでもない、ゆるい共生社会がここにはある。

◆運営に当たって日夜考えている事は、①人が店のために働くための仕掛け(これは店に来ると自然に関わりたくなるような魅力ということ)②win-winであること ③地域の特性の生かし方vs店の個性の出し方(商店街の一角に店があり、市民活動から始まったとはいえ後発組)④「相手より先に」「相手より余計に」(詳しい説明はなかったが、「相手」は「お客」に置き換えても、「ライバル店」に置き換えても通りそう)⑤「端」は絶対に切り捨てない(元々ニッチな所をついてきている感があり)⑥関心のど真ん中ではなく、隣接エリアにこだわる(⑤に同じか)⑦必ず開ける(小倉美穂さんの気力を感ずる言葉!)⑧ちゃんとやらない、いやなことはやらない(これまで日本が切り捨ててきたことに陽を当てている~)

◆本の交換会やツリーの飾りの交換会等、直ぐにでも取り入れられそうなアイデアも一杯だった。またゆっくり、お客として訪れ、クラフトビールも是非味わいたい。

◇「マーベル・テラス」(さいたま市浦和区)

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◆第7回のコミュニティカフェ開設講座は、北浦和から徒歩10分、歩行者専用道路をがイオンまで続き、その裏手にある、「コミューンときわ」の一角に入居している「マーベル・テラス」の見学と、NPO法人クッキープロジェクト代表理事の若尾明子さんの話を聞かせてもらった。

◆「コミューンときわ」とは2020.1月に完成した、コーポラティブハウスのように、つながりを意識した賃貸マンションである。元々は学生向けのアパートだった所を、改築したとのことだった。この「コミューンときわ」は青木純さんの「まめぐらし」のプロジェクトの一つでもあるようで、JR東日本都市開発と共に取り組んでいる「高円寺アパートメント」「南池袋公園」等の公共空間活用の企画者でもある。中庭や集会室等の公共空間や、住み開きの店舗用の部屋も備わっている。「マーベル・テラス」は食堂として作られていた空間だ。中庭や集会場、スタジオ、屋上庭園等は共有空間として使える。

◆「マーベル・テラス」を運営しているNPO法人クッキープロジェクトは、大人も子どもも、色々な人が「まぜこぜ」になって暮らす社会を目指し、障害者の社会参加の推進などに関わる諸活動を行う」その核になる材料は、福祉作業所の皆さんが作っているクッキーである。先ず、「同情買い」ではなく、「プレゼントしたい」と思わせるような味と品質で勝負できるクッキーと販売のノウハウを学ぶ。助成金を元に、PR塾を立ち上げ、売れる商品開発や広報の仕方をプロから学ぶ。

パレスホテル大宮の洋食レストランの統括シェフが指導者に着いたことで、信頼と品質を上げることができた。県内のクッキーを作っている作業所とのネットワークも徐々に広がり、事業も軌道に乗って来て、先ずは駅前のワゴン販売からスタート。2017年には、さいたま新都心に新しくできた小児医療センターの中に常設店もオープン。その後、皆が集える拠点を模索し「コミューンときわ」と出会い、2020.3.19日にオープンした。

◆見学をして印象的なのは、若尾さんの性格にもよるのだろうが、福祉色を感じない事である。できたばかりの新しいマンション、センスの良い小物やとてもおいしいクッキーの数々。県内の多くの作業所とのつながりも、事業の広がりを感じさせる。しょうが新拠点開設に当たっての「まぜこぜ憲章」や、障害者総合支援法の法内となっていないことも、それに一役買っているのかも知れない。法内化を目指せば経営は楽になるのかもしれないが、今現在与えられた場所で、等身大の取組みをしていることに好感が持てた。

◆自分の中で取り組みたい事。他の事業所等の製品を生かす場や取組み。「買いたい、欲しい」と思わせるような商品やコンテンツの開発。「まめぐらし」のような立体的な取組みにも魅力を感じる。

 

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