~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆天を恨まず、運命に耐え、助け合う

朝日新聞3月6日の「ザ・コラム」に「逆境のジャパン/立ち向かう姿に賛嘆のまなざし」
というニューヨーク支局長・山中季広氏の記事に、ちょっぴり感動した。

今回の東北関東大地震の被害や福島原発の惨事もあり、今世界が日本に注目している。
日本ほど周到に地震に備えてきた国はない、その日本が壊滅的な被害を受けた今、他の国はどう
備えたらよいのか。
各国取材陣が驚きの視線で報じているのが、甚大な被害を受けながら日本の人々が少しも節度を
失わないことだ。

地震の後は、人の心もすさんでいく。物もない中、強奪や略奪、集団での暴徒等に走りやすい。
不安が不安を呼び、かつて関東大震災などでは、在日朝鮮(韓国)人の虐殺などが起こった例も
歴史にはある。

また、日本ではあからさまな便乗値上げが横行しない。米や水が地震前と同じ値段で売られ、しかも、
人々は我慢強く、店の前に何時間でも待っている。

このような状況は、海外では考えられないのだという。

思えばこの日本という国は、アジアの東端に島国として存在し、国土の7割が山地と複雑な地形を
擁し、季節風による多雨の気候をベースに、四季折々豊かな自然に富む。
その恩恵と共に、その分自然の災害の多くを感受してきたお国柄である。

「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合う。そんな、日本の市民社会に対する世界の信頼は
少しも揺らいでいない」と結んでいる。

頑張ろう日本!