~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆震災直後、情報の有無が命取り

震災が起きてから、丸4日。この間、正確な情報を必要な人に対しきちんと流すことの大切さを、
強く感じている。

先ず、私の働いている自治体での情報提供。
私はこの自治体職員で、当日も第一次動員として、待機させられていたのだが、避難所開設などの
情報や、どのような対応をしていくのかといった情報は、実にあいまいなものであった。
課ごとにラインで、情報は流れてきていたようだが、課によって時間差ができ、全体化できたかというと、
今振り返るとできていなかった。
それどころか、今日区民から始めて聞いた情報などもあり、当日待機していた職員としても、恥ずかしい
気持ちがした。

次に、防災放送である。11日に放送されたのは、東京電力からのお願いとして、節電の呼びかけがあった
きりだったように思う。地震に関する情報や、安全確認の呼びかけ、避難所開設の放送等があってしかる
べきではなかったか。

マスコミの放送でも、特に我が区の対応の情報は出てこなかった。

そして、話はマスコミの放送のあり方についてである。
昨日一日家でニュースを見ていると、次第に自分自身が被災したような気分になってくる。
事実を伝えることは大事なのだが、悲惨な場面ばかりが延々と流されると、何だか心も体も
おかしくなってくる。

計画停電のグループや時間でも振り回されて、混乱と消耗した。
福島原発の情報は、とにかく不安なの上に、分かりづらい数値やアナウンスの連続。
おまけに、関東圏と被災している地点と、ごちゃ混ぜにしたように捕らえられる注意の呼びかけ・・・

こんな時こそ、分かりやすい事実の説明と、メリハリある報道が必要だと感じる。
避難所にいる人から「生きてるよ!元気だよ!」といったメッセージの放送などもあってよい。
ニュースばかりでなく、人々を勇気付けるような番組や、バラエティがあってもよい。
メンタルヘルス的にも、このような視点はひつようだという。

情報が、人に与える影響は絶大だ。生かすも、殺すも、情報次第、かも・・・