~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇まちカフェ その2(東松山市)

昨日の朝日新聞埼玉版に、東松山の「まちカフェ」の話題が載っていた。
東松山に避難してきた福島県の方が、「まちカフェ」の場を核に、主体性を取り戻している。
「まちカフェ」は、私がスリーデーマーチの時に、偶然見つけて1時間ほど立ち寄った所であり、
高校の3年先輩が立ち上げた「コミュニティ・カフェ」でもある。

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福島県楢葉町の名物「マミーすいとん」が毎週木曜日、埼玉県東松山市箭弓町3丁目で市民が運営する「まちカフェ」のメニューになる。調理するのは、福島第一原発事故で避難してきた女性。専用の粉で故郷の味を作り、カフェに集うお客さんと福島弁で話すのを楽しみにしている。

 マミーすいとんは、ゴボウなどの野菜や鶏肉を、小麦粉とでんぷんの生地とともにしょうゆベースの汁で煮込む郷土料理。同町のサッカー施設「Jヴィレッジ」を訪れたトルシエ元日本代表監督が命名した。

 楢葉生まれの松本孝夫さん(53)と妻の里香子さん(52)は避難後、さいたま市を経て4月28日、東松山市雇用促進住宅に入居した。偶然、東松山駅北側のぼたん通りで被災地を支援する人たちも来るカフェに立ち寄ったという。

 カフェのメンバーで高校教諭松本浩一さんは、里香子さんが仕事で調理をしていたのを聞き、「郷土料理を作りませんか」と提案。里香子さんが同県いわき市に移転中の楢葉町商工会に販売について相談したところ、商工会は「懐かしい味で福島の人を勇気づけて」と励まし、マミーすいとんの専用粉約16キロを送ってくれたという。

 さっそくこの粉を使い、里香子さんは東松山市や小川町の有機野菜と煮込んだ。「おいしい」「歯ごたえが良い」と評判は上々で、木曜日におにぎりなどとセット(600円)で売り出すことが決まった。

 里香子さんは「喜んで頂き、光が差してきた感じです。東松山が第二の故郷になりそう」。孝夫さんは「この味で故郷の山や海を思い出す」と喜ぶ。 (以下略)

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「コミュニティ・カフェ」が地域における場の力を発揮した例だと思う。