~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆社会的包摂センター

内閣府参与」という役職を聞いたことがある人は多いと思う。
ではどのようなポジションなのかと聞かれると、答えられる人は少ないのではないか。
一般的には「参与」や「特別顧問」というポジションは、首相のブレーン、つまり知恵袋の
役割として登用される。
現在の菅直人内閣では現在12人の参与がいるという。
反貧困ネットワーク湯浅誠氏も「年越し派遣村」で一躍有名になり、発足当時から「参与」
として登用されている。
この制度は、その分野での専門家を施策形成の脇固めに有効だが、首相直属ではあるが、必ずしも
政府の意思決定に直結する政策提言にはならないのだそうだ。

以前、湯浅さんの参与としての活動をおった特番が放映されたのを見たが、他の行政からの圧力や
調整で、思うようにはなかなか進めて行くことが難しそうだった。

この制度が生かされれば、停滞している福祉行政にも大いにいい影響をあたえるであろう。
「参与」のパーフォーマンスに終わらせぬよう、是非、具体的な施策につなげて欲しいのもである。

追伸
政府は1月18日「一人ひとりを包摂する社会」特命チームを立ち上げた。
家族や地域のつながりが薄れている「無縁社会」の実態調査を行うとともに、生活困窮者に対する
相談やコーディネート機能を持つ「社会的包摂推進センター」(仮称)の設置を目指す。
2012年度中に最終取りまとめを行うが、今夏にも緊急の政策提言を出す予定。
(『福祉新聞』1月24日第2512号より)