◆コロナは私達の試金石？
◆新型コロナウィルスが全世界的に猛威を振るっている。
マスクに象徴されるように、自粛・自粛の毎日である。
私達誰もが、見えない足かせを、しっかりと架せられていることを感じている。
◆5月12日テレビ朝日で拝見した、ドイツ在住の芥川賞作家である多和田葉子さんの言葉が身に染みた。
「ドイツのメルケル首相の施策や演説は、とても分かりやすく、お母さん的であり、かつ科学的であり、国民の心に届く語り口だ。」
「日本人は自粛、自粛で自分自身を追い込んでしまう傾向が強い。
ドイツ人は、自粛という観念はなく、ルールを決めてそれを逸脱すれば、罰せられるドライな感覚」・・というような話があった。
◆日本人の美徳でもある「自粛」は、それを一人で背負い込んでしまう、自分自身の否定や、自殺へもつながりかねない精神構造と裏腹だ。
私達日本人は「三密」の文化でもある。人に会い、話をし、シェアし合うことが、とても大事だったことを、改めて感じる今日この頃なのである。
◆「今、私達はどう生きていけばいいのか？全世界はコロナに試されているんだ。」「私達は今どんなしゃかいにいるのか」「どんな時代に生きているのか」
◆これまでの、私たちが享受してっきた、当たり前の豊かさは、当たり前ではなかった。コロナは大きな試金石なんだと思う。
