~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◆尾木ママの特別授業「 人間、生きる、命、」

金スマで放映された、尾木ママの名古屋の女子高での特別授業が、とてもよかった。
以下のブログで、かなり忠実にレポートされていたので、参照してもらいたい。

http://mycuecame.seesaa.net/article/194065606.html

授業のテーマは、「 人間、生きる、命、」そしてサブテーマは「つながる」

東日本大震災についてどう思いますか」と生徒にいう問いかける。
             
義援金くらいしかできない 自分が情けなくて、みじめ」といった回答も。     
尾木ママは「この回答を読んで涙が出ました。
でも決して罪悪感を感じる必要はないんですよ」と生徒たちに優しく語りかける。

そして現役教師時代のひとつのエピソードを語って聞かせたのだ。
ある朝学校に行くと同僚の先生が泣いている。どうしたのかと聞くと、クラスの男子生徒が
亡くなったという。風邪の菌が心臓に入り、本当に運が悪かったとしかいいようがない突然の死。

クラスの親友が読んだ弔辞を載せたクラス便り。それを安住アナウンサーが読み上げた。
亡くなっても、離れていても、心はつながり、親友の中に彼は生きている。

今回の震災で非情に沢山の志半ばの若い命が奪われてしまったが、
彼らが勉強したかった分、遊びたかった分も精一杯生きる。

家に帰ってからも、もう一度じっくりこの弔辞を読んで、考えてみてくださいね、と授業を終えた。
人との繋がりの大切さ、そして人は生きている限り、力いっぱい生き抜かなくてはならないことを教えてくれた。

尾木ままの教育実践の素晴らしさもさながら、この番組を見て感じることがあった。
子供や若者を元気にすること、その為の取り組みは、世の中を発展、活性化するために、欠かせないことなのだ。