~古民家・定年・集いの場~「やたいさんのコテツの部屋」

◆10年程前「私の夢:集いの場をどう作るか」というブログを行っていました。夢は達成されていませんが、これまで行ってきたことや、今後の取り組みなどを、時事的なものと絡めて記していきます。コ(古民家)テ(定年)ツ(集いの場)がキーワード。

◇「ときがわの小物屋さん」

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◆どこでもウォークのコースと設定したのは、慈光寺、霊山院、トレッキングコース、堂平天文台を目指すプランだ。このプランの最大の難所は、天文台への最期の30分程の階段状に登っていく鬼門だ。この階段は空まで永遠に続いているのかとも思われるような長い長い急登である。

◆この結末は、またするとして、私がときがわへ頻繁に足を運ぶ理由の一つに、「ときがわの小物屋」という水出しコーヒーの店に寄ることがある。以前もこのブログで何回か紹介しているのだが、このマスターはとてもユニークで人を惹きつける人だ。

◆彼は60歳で浦和で開いていた喫茶店をたたんで、この都幾川村(当時:現在のときがわ町)のロケーションを気に入り、ここで古民家を改修し「ときがわの小物屋」という水出しコーヒーの店を始めた。団塊の世代で芸術肌の彼は、何でも自分で作りだしてしまい、ときがわ渓谷鉄道物語や、宅老所、蛍祭り等を企画実践してきた。

◆マスターの性格に惹かれ、私も10年以上前から年に3~5回位、自然と足が向いてしまうサードプレイスとなっている。マスターとの話も楽しみだが、ここでは自然とお客同士が会話を交わす雰囲気を持っている。

◆この日は、テラスではなく川沿いの天然テラスの椅子と切り株のテーブルでコーヒーを飲み焚火に当たりながら、会話が弾んだ。一人は桶川から冬場は毎週ここにいるという私と同年代のライダー。その後で、現在在宅勤務中の入間の30歳くらいのロン毛の若者。話をすると、それぞれの小物屋愛にあふれ、自然と話が広がっていく。初めて会う人同士でも、「またここでお会いしましょう」というのが去り際の自然な挨拶となっている。

コミュニティカフェは1+1が2以上となる場所。この日はマスターと話がそれ程できなかったが、お客さん同士の会話で満たされ幸せな気分で家路についた。

https://komonoyasan.hatenablog.jp/entry/2020/11/07/170703